
「虐殺器官」を読んだ
#「虐殺器官」について
伊藤計劃氏のSF小説。
ゼロ年代最高のSF小説と言われている。
氏は弱冠34歳で急逝している。
# 経緯
10代のころから気になっていた小説だった。
なかなか読む機会を得られず24歳になってしまったが、急に「エイッ」と思い立って本書を購入し、読む機会を得た次第。
# 小説の内容について
最近、「虐殺器官」を読んでいる。
— FOOTPRINT (@edat2xt) 2018年7月3日
SF小説に分類されるが、その実、哲学的であり、現代の歴史、近未来のテクノロジーに思いを馳せる。
これまで深く知らなかった虐殺や紛争(ナチス、ポル・ポト、サラエボ、ソマリア)について、に関心を抱かせてくれた。
「虐殺器官」読了。
— FOOTPRINT (@edat2xt) 2018年7月6日
テロ、新自由主義経済、グローバリズム、民間軍事会社、環境破壊、貧困など
知ってはいるけど知らないことをSF小説として問題提起し読者に届けた本書はゼロ年代最高のSF小説にふさわしい小説でした。
以下、人類の虐殺の歴史と気になったこと
- 「ホロコースト」
- 「シオニズム運動」と「ポグラム」
- 「サラエヴォ」と「ボスニア紛争」
- 「ソマリア内戦」と「モガディシュの戦闘」
- 「ポル・ポト」と「クメール・ルージュ」
- 「カティンの森事件」
- 「ビクトリア湖の悲劇」
- 「民間軍事会社」
- 「ハプスブルク家」
- 「ミーム(文化遺伝子)」
知らないことが多すぎて、情けなくなる。
小学生の頃、戦争や哲学に興味がある少年だった。
中学生に上がり、自意識が強くなるにつれて、そのような対象から次第に関心が離れていった。
あれから10年近くが経って、やっとそれらに目を向けられる状態に戻ってきたように思う。
上記の項目については、今後ブログに詳細をまとめていこうと思う。